借主の退去を機に賃貸住宅の売却を検討中。傾きがあり、解体費用の負担も大きく不安です。早めに手放す方法を相談したいです。
【お客様の背景】
売買の別:戸建の売却
氏名:A・F様
年代:50代
職業:会社員
お住まいの地域:北九州市八幡西区
ご相談の地域:北九州市八幡東区
売却理由:相続
お問い合わせ方法:ホームぺージ
売却方法:仲介
【ご相談内容】
数年前に親族から引き継いだ住宅をこれまで貸し出していましたが、先日、借主の方が退去されたことを機に売却を検討することにしました。築年はおよそ40年ほど経過しており、建物に若干の傾きが見受けられるため、このまま市場に出して買い手が見つかるのか不安を感じています。解体して土地として売却する案も考えましたが、解体費用の負担が大きく、決断に至らず悩んでいる状況です。できればスピーディに売却を完了させて現金化したいと考えており、物件の状態を考慮した適切な販売方法についてご意見を伺いたく、ご連絡させていただきました。
【ご提案した解決策】
実際に現地を確認させていただいたところ、確かに建物全体にやや傾きが見られ、相談者様のご不安はもっともだと感じました。しかし、同様の状態で売却に至った過去の事例も多数あるため、そうした情報をもとに現在の市場価格を算出いたしました。
当初は、業者による即時買取を希望されていましたが、今回のように構造上の問題がある物件については、業者の買取基準が非常に厳しく、残念ながら買取は難しいとの結論に至りました。そこで、販売形態を変更し、仲介という形で現状のままの販売をご提案しました。用途に幅広く対応できる購入希望者を募ったところ、倉庫としての利用を前提に検討されていた方とご縁があり、無事に契約が成立しました。
このように、建物に多少の難点があったとしても、柔軟に対応することで買い手を見つけることは十分に可能です。
【担当営業として大切にしたポイント】
「古いから」「傾いているから」という理由で解体一択にせず、まずは物件の資産価値を正確に把握し、それを踏まえた販売手法を提示することに努めました。費用対効果や売却後の収支をシミュレーションしながら、売主様と密に連携を取り、最も現実的でご負担の少ない形での成約を目指して進めてまいりました。