土地の一部を売却するには?「分筆」の基本と専門家の選び方
はじめに
こんにちは、エステートプランです!
広い土地の一部だけを売却したい場合、まず「分筆」という手続きが必要になります。分筆とは土地を法的に分割することで、どのような形状で分けるかによって売却価格が大きく変わることもあります。
本シリーズでは全4回にわたり、分筆の手順・費用・注意点を詳しく解説します。
第1回となる今回は、分筆の基本的な仕組みと専門家の選び方についてご説明します。

分筆とは
「分筆」とは、登記簿上ひとつの土地を法的に複数に分割する手続きのことです。土地は「1筆(ひとふで)・2筆」と数えますが、この「筆」を分けることから「分筆」と呼ばれています。分筆された土地にはそれぞれ新たな地番が付与され、独立した土地として登記されます。土地の一部を売却する場合は、所有権移転登記を行うために分筆が必要です。
「分割」との違い
似た言葉に「分割」があります。分割は登記上はひとつの土地のまま、建築基準法の基準を満たすために敷地の範囲を線引きするものです。登記し直す必要がなく、法的な手続きを伴いません。土地の一部を売却する場合は、法的に独立した土地に分ける「分筆」が必要となります。

分筆は土地家屋調査士に依頼する
土地の分筆には、測量や隣地所有者との境界確認、登記手続きなど、専門性の高い作業が伴います。このため、実務は土地家屋調査士へ依頼するのが一般的です。
土地家屋調査士は、分筆に必要となる測量や境界確認を担い、表題部に関する登記申請の代理も行う専門家です。不動産登記は「表題部」と「権利部」に区分されており、表題部は土地家屋調査士、権利部は司法書士がそれぞれ担当します。
土地家屋調査士の探し方
土地家屋調査士は日常生活ではなじみが薄いため、どのように探せばよいか迷う方も多いでしょう。主な探し方としては、以下の方法があります。
- 司法書士に紹介してもらう
- 仲介を依頼した不動産会社に紹介してもらう
- 各都道府県の土地家屋調査士会のウェブサイトから問い合わせる
分筆の方法が複数考えられる場合は、いきなり土地家屋調査士に依頼するよりも、先に不動産会社を決めることをおすすめします。どのような形状で分筆するかによって土地の価格が大きく異なるため、売却の専門家である不動産会社の意見を先に聞いておくことが重要です。
不動産会社から土地家屋調査士を紹介してもらえれば、自分で探す手間が省けるうえ、分筆の方法についても不動産会社と土地家屋調査士、それぞれの専門的な視点からアドバイスを受けられるというメリットがあります。
福岡市・北九州市エリアで土地の一部売却をお考えの方は、まずは地域の実情に詳しい不動産会社へご相談されることをおすすめします。
次回は、分筆の具体的な手順をステップごとに解説します。

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