マンション売却は「間取り」がカギ!北九州市・福岡市で売れやすい間取りと注目ポイント
はじめに
こんにちは。
エステートプランです!
マンションの売れ行きは、立地や築年数や価格帯だけでなく「間取り」にも大きく左右されます。
同じエリア・同じ築年数でも間取りによって反響数が大きく変わることもあるのです。
この記事では、近年の北九州市・福岡市エリアの傾向をもとに、「売れやすい人気の間取り」と「ターゲット設定の考え方」、そして間取り以外で注意すべきポイントについて詳しくご紹介します。

売れやすいマンションの間取りとは?
売却のしやすさは、需要の高さとほぼ比例します。
2025年現在、中古マンション市場で特に人気が高いのは3LDKタイプです。
▶ なぜ3LDKが売れやすいのか
3LDKは、夫婦と子ども1~2人のファミリー世帯が暮らすのにちょうどよい広さです。
北九州市や福岡市でも、共働き世帯の増加や保育環境の整備などから、子育て世代のマンション需要が堅調に推移しています。
2LDKだと狭く感じ、4LDK以上だと価格・維持費が高くなる傾向があるため、「3LDK」がもっともバランスの取れた間取りといえるでしょう。
一方、4LDK以上の広い間取りは中古市場では価格が上がりやすく、戸建てや新築物件と競合するため、やや売れにくい傾向にあります。
間取り別・主な購入層と売却戦略
売却を成功させるには、間取りに合ったターゲットを見極め、効果的な訴求を行うことが大切です。
ここでは、代表的な間取りごとの購入層を整理してみましょう。
● 1R・1K
単身者や投資目的の購入層が中心。
特に福岡市中心部では、通勤アクセスや生活利便性を重視する人が多く、「駅徒歩圏」や「商業施設の近さ」が決め手になります。
● 1DK・1LDK
共働きのDINKS(子どものいない夫婦)や、経済的に余裕のある単身者に人気。
利便性や設備のグレードをアピールすると反応が得やすいです。
投資物件としての需要も根強く、広告の方向性で成約スピードが変わります。
● 2DK・2LDK
シニア世帯や子どもが独立した夫婦など、落ち着いた層がメインターゲット。
「生活のしやすさ」「段差の少ない設計」「管理体制の良さ」といった要素が重視されます。
● 3LDK
子育て世帯や三世代同居を検討するファミリー層が中心。
ただし競合物件も多いため、リフォームの有無や眺望・日当たりなどで差別化を図ることが重要です。
● 4LDK以上
複数の子どもを持つ世帯やテレワーク需要のある家庭向け。
広さを活かした「ワークスペース確保」「二世帯対応」などの提案で注目を集めやすくなります。

間取り以外に注目すべき売却ポイント
マンション売却では、間取り以外にも次のような条件が価格やスピードに大きく影響します。
• 立地条件:駅や幹線道路へのアクセス、周辺施設の充実度
• 築年数:築浅ほど人気が高く、築20年以上はリフォームの有無がポイント
• 管理状態:管理組合の体制や修繕積立金の健全さも評価対象
• 室内の状態:クリーニングや簡易リフォームで印象が大きく変わる
• 階数・方角・眺望:高層階・南向きは依然として人気が高い傾向
とくに2025年以降は、省エネ基準適合住宅(改正建築物省エネ法:令和7年4月施行)の意識が高まっています。
断熱性能や設備の省エネ性なども、購入検討者の比較ポイントとなりつつあります。
(参考:国土交通省「建築物省エネ法ポータルサイト」)
まとめ|マンション売却は「間取り×ターゲット戦略」が成功の鍵
• 売れやすい間取りは「3LDK」。ファミリー層のニーズにマッチしやすい
• 4LDK以上は戸建てや新築と競合しやすく、販売戦略に工夫が必要
• 各間取りのターゲット層に合わせた広告・訴求を行うことが重要
• 立地・築年数・管理状態など、間取り以外の条件も売れ行きを左右する
※参考文献
• 国土交通省「建築物省エネ法ポータルサイト」
• 不動産流通推進センター「令和6年度版 不動産業統計集」
• 総務省統計局「住宅・土地統計調査」

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