高評価の理由:ハウスメーカーの戸建てが選ばれる背景(その1)
はじめに
こんにちは、エステートプランです!
ハウスメーカーが手がけた家は、一般的に査定額が高くなる傾向にあります。これは、ブランドの信頼性や安心感に加え、使われている資材や設備の質が高く、性能面でも優れていること、さらに充実したアフターサービスが受けられることが理由として挙げられます。
では、そもそも「ハウスメーカー」とはどのような会社のことを指すのでしょうか?
普段は何となく知っているつもりでも、実は詳しく知らない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、3回に分けて特徴や売却時に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説していきます。

ハウスメーカーとは
日常的に使われる「ハウスメーカー」という言葉ですが、実は法律などで定められた明確な定義はありません。一般的には、全国各地に拠点を持ち、住宅の設計・建築・販売までを手がける大規模な会社を指すことが多いです。
こうした企業は、構造材の製造から設計、施工までをパッケージ化し、生産ラインのような仕組みで住まいをつくっています。その結果、作業効率が高く、品質にもばらつきが出にくいという特徴があります。
「ハウスメーカー=自由設計の家」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。各社が展開する住宅は、大きく分けて「フルオーダー型」「セミオーダー型」「完成済みの分譲住宅」の3つのスタイルに分類されます。
ハウスメーカーの主な特長
それでは、ハウスメーカーにはどんな魅力や強みがあるのでしょうか?
具体的な3つの観点から見ていきましょう。
① 住宅性能と技術に優れている
各社が採用している構造や工法はさまざまですが、いずれも長年の研究と技術開発により、快適性や耐久性に優れた住まいを実現しています。
この高い住宅性能は、ハウスメーカーの大きな特長のひとつです。
また、使用される資材の多くは事前に規格化され、工場で生産されるため、品質が安定しやすく、全国どこでも同じレベルの仕上がりが期待できます。
② デザイン性の高さ
設計や外観のプランニングは、専門知識を持った設計士やデザイナーが担当しています。
そのため、ハウスメーカーの家は、現代的でセンスのあるデザインが多く、見た目の美しさにも定評があります。
また、住まいのレイアウトやスタイルには時代ごとのトレンドがありますが、そうした流れをうまく取り入れつつ、機能面でもしっかりと対応できる提案力が魅力です。
③ 長く暮らせるサポート体制
マイホームは長年住み続けるもの。だからこそ、入居後の点検や修繕など、アフターサービスの充実度も大切な要素です。
多くのハウスメーカーでは、長期的な保証制度を整えており、暮らし始めてからも安心して過ごせる体制が整っています。
新築住宅に関しては、住宅の品質を守るための法律「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、販売者(ハウスメーカーや施工業者など)は、建物の主要な構造部分に対して10年間の瑕疵担保責任を負うことが義務付けられています。
もし新築住宅の基礎や土台に不具合や施工ミスが見つかった場合、引き渡しから10年以内であれば、販売者が無償で補修を行う責任が法律で定められているのです。
さらに実際には、多くのハウスメーカーがこの法律で定められた保証期間よりも長い独自の長期保証を設けています。たとえば、最初の保証期間(無償の保証期間)が30年、条件付きで延長できる最大保証期間が60年に設定されているケースもあります。
また、メンテナンスについては法律による保証とは別に、ハウスメーカー独自のアフターサービスとして実施されています。定期的な点検や修繕に対応してもらえるため、入居後も安心して暮らせるメリットがあります。
こうした手厚い保証体制が整っているのも、大手のハウスメーカーならではの強みといえるでしょう。
次回は、ハウスメーカーで建てられた住宅を売る際に注目されるポイントについてご紹介します。

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