マンションを売るときの内覧申込数の目安と印象を良くするポイント
目次
はじめに
こんにちは、エステートプランです!
マンションを売却する際には、購入を検討している方が実際に室内を見学する「内覧」が行われます。
では、マンションが売れるまでにどのくらいの内覧申し込みがあるのが一般的なのでしょうか。
今回は、マンション売却における内覧について詳しく解説します。
売却完了までの一般的な内覧申込数や内覧の流れ、さらに内覧時に好印象を与えるポイントなどをご紹介いたします。

マンション売却における一般的な内覧申込数と内覧の流れ
マンションを売却する際には、購入を希望する方に室内を見てもらう「内覧」が行われます。
売却が決まるまでに対応する平均的な内覧件数は、およそ6件から10件程度と言われています。
例えば週末ごとに1件の内覧がある場合、約1か月半から2か月半ほどで売却が成立する計算になります。
ただし、物件の条件や市場の状況によって差が大きく、内覧1回目で契約が決まるケースもあれば、10回以上内覧があってもなかなか売れない場合もあります。
内覧までの流れと当日の対応について
売却を不動産会社に依頼し、インターネットや雑誌、チラシなどで物件の広告が始まると、不動産会社を通じて内覧の申し込みが入ります。
内覧の希望は主に土日に集中することが多いため、広告掲載後の土日はスケジュールを空けておくことをおすすめします。
もちろん、平日に内覧希望が入る場合もあります。
内覧当日は、不動産会社の担当者が室内の案内や説明を行います。
家主は購入希望者を迎え入れた後はリビングなどで待機し、質問があった場合にのみ対応すれば問題ありません。
内覧にかかる時間はおおよそ1時間程度が目安ですが、余裕を見て2時間ほど確保しておくと安心です。

マンション売却で内覧件数が少なくても契約につながる印象アップのポイント
マンションの内覧件数が少ないと、「本当に売れるのか」と不安になることもあるでしょう。
しかし、売却は相手あってのことですから、「縁」や「タイミング」に左右される部分も大きいものです。
内覧件数の数字にとらわれすぎるよりも、実際に内覧に訪れた方に対して物件の印象を良くすることが重要です。
そのためには、内覧当日までに室内の不要なものを片付け、丁寧に掃除しておきましょう。
物が少ないと部屋は広く感じられ、汚れが目立つと印象が悪くなってしまいます。
特に玄関や水回りなど生活感が出やすい場所は、念入りに清掃してください。
また、ベランダやバルコニーも意外と目が行きやすい場所なので、きれいにしておくことが大切です。
ペットのにおいやタバコの臭いが気になる場合は、消臭対策も忘れずに行いましょう。
内覧当日はカーテンを開けて照明をつけて部屋を明るく見せるようにします。
来客用のスリッパを用意しておくと、より好印象です。
内覧中に家主が同席する場合もありますが、購入希望者の後ろをついて回ると、かえって不快に感じられることもあります。
必要以上にアピールするのは避けましょう。
質問には的確に答え、にこやかに対応する程度で十分です。
また、価格交渉は不動産会社が担当しますので、個人間でのやり取りは控えましょう。
もし内覧中に価格について聞かれた場合も、「不動産会社を通じて対応します」と伝えるのが安心です。
マンション売却で内覧件数が少ない、または内覧があってもなかなか成約しない場合の対処法
内覧件数が極端に少ない場合は、その原因をしっかりと考えることが重要です。
近隣の類似物件と比べて、売り出し価格が高すぎることや、物件の情報がターゲットとなる購入希望者に十分に届いていないことが考えられます。
価格の見直しや、広告を掲載する媒体の変更などを検討してみましょう。
また、年間を通して見ると、1月、5月、8月は連休と重なることが多く、取引件数が減少する傾向があります。
一方で、新生活に合わせて引っ越しが多い2~3月や9月頃は取引が増えるため、売り出しのタイミングを変えてみるのも一つの方法です。
さらに、内覧はあるのに成約に至らない場合は、価格や条件が合っていても決定的な魅力に欠けているのかもしれません。
この場合は、内覧時の印象を良くする工夫が重要です。
成約に至らなかった理由を不動産会社に尋ね、次の内覧に向けて準備を進めましょう。
例えば、プロのハウスクリーニングを依頼したり、壁紙の貼り替えを検討したりすることも有効です。
ただし、これらの費用を物件価格に上乗せできるとは限りませんので、不動産会社とよく相談しながら慎重に判断してください。
まとめ
マンション売却の際、一般的な内覧件数は6〜10件程度が目安とされています。ただし、物件や状況によっては内覧1件で売れることもあれば、複数件の内覧を経てもなかなか成約に至らない場合もあります。内覧はおおむね1〜2時間程度で行われます。
内覧当日は、室内を整理整頓し、掃除や消臭を徹底して清潔な状態で迎えることが大切です。特に玄関や水回りは印象を左右しやすいため、念入りに清掃しましょう。
内覧申し込みが少ない場合は、売り出し価格が相場より高い、広告のターゲットや媒体が適切でない、売り出し時期が悪いなどの可能性があります。また、内覧があっても成約に至らない場合は、条件は合っていても決定打に欠けているかもしれません。こうした場合は不動産会社と相談しながら原因を探り、一つずつ改善していくことが成功への近道です。

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