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社長のひとり言

スープという小さな革命

健康志向など、まるで興味がなかった。
そんな私が、いま夢中になっている食材がある──それも、まさかの“スープ”だ。

若いころから、食事はただのエネルギー補給だった。特に昼食は、コンビニで適当に済ませるのが日常。手軽で早くて安い、けれど、その分、命の時間を少しずつ削っているのかもしれないと、最近ふと考えるようになった。
健康のため? 長生きしたいから? いや、そういうわけではない。ただ、“効率よく元気でいられる食事”に、急に関心が向いたのだ。

これが、自分でもちょっと不思議で面白い。

スープ生活の始まりと、初めての挫折

きっかけは、気になりだしたお腹まわり。酒の量も減らさず、麺類に偏った食生活では、やはり見た目に出る。

そこで、「昼食はスープだけにしてみよう」と思い立った。ダイエットを意識した、ささやかな挑戦だ。

まず試したのは、スープストックトーキョーのスープセット。

電子レンジで温めるだけで、本格的な味が楽しめる。

確かに美味しかったし、1食630円ほどという価格にも納得がいった。ただ、量が少なく、飽きが来るのも早かった。

ダイエットには成功したけれど──たった1kgの減量と引き換えに、2ヶ月で終了。

自作スープへのこだわりと限界

次に挑んだのは、自作スープ。

乾燥わかめ、干ししいたけ、豆腐、野菜ミックス、乾燥ホタテに春雨。出汁は白だしと醤油ベース。

栄養もあり、無添加で、なかなかの出来だと思った。

でも、人間というのは、よくできたもので、どんなものにも“飽き”という敵がやってくる。

スンドゥブとの出会い、そして気づいた“罠”

そのとき思い出したのが、「チゲ」。辛いもの好きの自分には合うはずと、エバラのスンドゥブの素を使ってみた。これは衝撃だった。

お湯を注ぐだけで、あのコクと辛味。思わず「これでいいじゃん」と頷いたほど。
…だが、美味すぎたのだ。妙な懐かしさに気づき、よく見ると、添加物のオンパレード。

カップラーメン世代には染みついた“旨さの罠”が、そこにあった。

本命との出会い

そして、ついに出会った。


タマチャンショップの「三十雑穀スープ」

これが、本当にすごい。

一袋600円前後で、5回分は作れる。つまり、一杯あたり120円。無添加、無着色。

それでいて美味しい。しかも、自分好みに濃さを調整できるという自由度の高さ。

初めて口にしたとき、「あ、これだ」と思った。なんでもっと早く出会えなかったんだろうとさえ思った。

そして、例によってすぐに調べた。どこの会社が作ってるんだ?と。
すると、宮崎県都城市に本店を構える企業だとわかった。博多、天神、大阪、鹿児島にも店舗があるという。
同じ九州に根を持つ企業と知って、急に親しみが湧いた。

親友でもある地元の経営者仲間にも早速連絡して、話に花が咲いた。

飽きのこない味、それぞれに個性あり

タマチャンショップのスープは、どれも和風の味噌仕立てでありながら、しっかりパンチが効いている。

例えば、トマトスープ。さすがにこれは合わないだろうと最後に取っておいたが、開封した瞬間、その懸念は一瞬で吹き飛んだ。

まるでミネストローネ。

薬膳スープはしょうがの風味が効いていて、個人差はあるかもしれないが、私にとってはどこか“親しみ”を感じる味だった。

そして今朝、新商品のグリーンカレースープが届いた。
これを書き終えたら、さっそく試してみようと思う。

食とは、生きることそのものだ。
ただ空腹を満たすだけではなく、心もまた温めるもの。


スープという小さな器の中に、私はいま、ちょっとした革命を感じている。

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