北九州の不動産売却・査定 | 株式会社エステートプラン

社長ブログ

創業者は、花咲か爺さん

当社は、2010年に全国フランチャイズ、イエステーションに加盟した。今回は、その組織の創業者について語ろうと思う。

前置きとして、当社エステートプランの成り立ちについて思い返してみた。

当時、私はエステートプランで一営業の会社員として在籍しており、当社の社長は私ではなかった。当時の社長は、経営状態があまり良くなかったのもあり、M&Aでエステートプランを売却することを決めていた。

私がその事実を聞かされた時には、既にその取引相手と商談が成立して、その相手先代表と営業実務を担当していた私が、今後について対話をするためのアポが取られた状態であった。

当時、新卒採用で4名の社員が希望を持って入社したばかりだったのもあり、私は社長の決断に納得がいかなかった。しかし、経営判断をとやかく言えた立場でもなかったため、私自身がこの会社を購入することを提案した。そうすれば、全責任は私の肩にかかるわけで、社長がこの会社経営の重荷から解放されることに変わりはなく、彼に対しても意見を述べる資格が生まれ、彼も承知するはずだと考えた。

営業としては、それ相応の経験と実績があったが、経営については一切学んだことがなく、経営者としては全くのド素人だったため、その若い社員達を守ることだけが動機付けとなり、よぎる不安を振り払う心の支えでもあった。今思えば無謀な挑戦だったと思う。

私が、創業者 藤本 隆氏と出会ったのは、そんな時だった。

やるのか、やらないのか!

藤本氏から開口一番、「西川、お前はどうしたいのだ。会社を買う金はあるのか。」と聞かれた。続けて、「お前がやると言うなら、俺が出資してやる。」と。

結果的には、藤本氏に出資してもらうことなく、全額銀行の融資で賄うことができたのだが、初見にもかかわらず、右も左もわからない私に出資するという男気を見せてくれたその在り方に、私はとても感銘を受けた。

もし経営で行き詰まっても、何とかなるのではなかろうかと、藤本氏のおかげで不思議と自信を持つことができたのだ。

藤本氏は、数年前、イエステーションの実質の経営権を社員に譲り渡し、現在は千葉県のド田舎に移り住んでいるが、現役の頃、全国の経営者を怒鳴りつけ、恐れられてきた存在だ。

もちろんそれは、社長達の会社を更に発展させるための愛の鞭ではあったのだが、大の大人たち(自分も含め)が、親父に怒られるような情景は、子供が説教を受けるのと何ら変わりなく滑稽だった。

互いを思いやる文化

世の中、様々なフランチャイズがあると思うが、この組織だけは一風変わっており、互いのために情報共有を惜しまず開示して助け合ったり、震災・天災などで被害にあった会社のために義援金を募ったりと支え合いの精神が半端ない。

このような風土は、間違いなく藤本 隆氏の生き様として受け継がれているのだろう。

今は、千葉の田舎で自称ガーデナーとして、庭いじりに勤しんでおり、『爺ちゃんの楽園づくり、頑張らないガーデニング』と題して、素人の域を越えた庭を日々進化させている。

先日、自宅訪問で会った時に藤本氏が言っていた。

こんな歳になった時、子供や孫、家族が会いに来てくれる。それが人生の勝者だ。ゆえに俺は、敗者だ。

お前達は、俺のようにはなるな、と示してくれているようだった。

帰り際に、席を立って片付けを始めようとした時に、

「そんなことは、年中暇な俺がやる。少しでも長く、一緒にいてくれたらそれでいい。」

昔頑固だった親父は、我々をあたかも息子同然に想ってくれているようだった。

私も藤本氏のように正直に、素直に気持ちを表現できるように歳を重ねていきたい。

「利害関係ではなく、忙しい中、全国の多くの経営者がお土産を持って、このように隠居した爺さんを訪ねて来る光景はあまりないと思いますよ。ボス、あなたは人生の勝者です。

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