古家の大改造計画3
平屋のリノベーションもかなり終盤に差し掛かってきた。
和室と収納、広縁を一体化させて、広めのリビングが姿を現してきている。
天井と床の杉板も貼り終わり、床は傷が付かぬよう使い回しのベニヤ板で養生を行って作業を続ける。
下の画像が着工前の状態で、ビフォーアフターで並べてみた。
和室も嫌いではないが、昔の壁はボロボロと剥がれ落ちてくるので一般的には好まれていない。
ここでは、化学物質不使用の漆喰を使用し、健康住宅をコンセプトに施工していく。
下地はとても大切で、手抜き工事をしない鶴島工務店は、柱を追加して網目のように杉板を打ち付けていくことで、古家でも耐震性の高い家を実現している。
そこに、石膏ボードを貼り付けて、漆喰を塗るための下地が出来上がる。
玄関ホールもしっかり組み上がってきた。玄関の顔となるので、どんな照明にするかがポイントになるだろう。
古い窓サッシが気になるので後々、独自の技術を駆使して断熱効果も兼ねたモダンな内障子を作り上げるのが、鶴嶋さんの匠の業だ。
室内から見れば、新築にしか見えなくなるのはそのためである。
予定していなかったが、やはり玄関ドアを交換することにした。
エステートプランのイメージカラー、深みどりを基調としていく予定なので、それに合わせてTOSTEMのドアから選んでみた。
外観は、私のセンスで決めさせてもらおうと思っているので、多少のちぐはぐ感は否めなくなるだろう。(笑)
しかし、この過程も家購入の楽しみの一つとして、お客様が購入する際は、リフォーム済物件だけではなく、古家からのリフォームにまで視野を広げていただきたいものだ。